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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第106章
深くまで迎え入れた兄が太くて、その質量に腰が震える。
匠海の腰を跨いだ両脚も、がくがくと戦慄き始め、ヴィヴィは涙目で兄を見つめる。
「どっちがいいかな? このまま乳首弄られてイク? それとも、下から突き上げて欲しい?」
選択を迫ってくる兄に、ヴィヴィは心底困って自分の躰を見下ろす。
貧相な白い乳房は兄の大きな掌の中で潰され、たまにしこった薄紅色の尖りを摘まんで引っ張られ。
その下では湯の中でふよふよ漂う金色の恥毛の下、貫かれたまま刺激を貰えない膣内。
膣口は兄に強請る様にひくひくとひく付いているのに、匠海は欲しいものを与えてくれない。
「ほら、言わないと、何もあげないよ?」
面白そうにそう囁いてくる匠海に、ヴィヴィはもう我慢出来なくて、掠れ声で囁いた。
「……ど……、どっち、も……」
敏感な乳首も愛して欲しい。
逞し過ぎる昂りで、ぐちゅぐちゅに掻き回して欲しい。
どっちも欲しい。
うん、どっちも、欲しいの。
(だって、ヴィヴィ、我が儘、だもん……)
「ああ、欲しがり屋さんのヴィクトリア、大好きだよ」
匠海はそう嬉しそうに微笑みながら、ヴィヴィに両手で自分の肩に縋り付かせると、動き始めた。
下から突き上げられて、水面が慌ただしく波打ち、バスタブから零れ落ちる。
薄紅色の尖りを引っ張られて、ヴィヴィの肢体が大きく仰け反る。
「あぁっ ぁんっ あっ あ、あぁ……っ ……っ はっ い、イっちゃ……っっ」
早々に達しそうになるヴィヴィに、匠海は器用にその快感をコントロールし、長引かせ、翻弄してくる。
「ほら、もうちょっと、我慢したら、もっと気持ち良く、イけるかもっ」
「あっ だめぇ~~っ お、お湯、入っちゃう~~っ」
2人は広いバスタブの湯の中で交わっているので、あまり長引くと自分の大切な場所に、湯が入ってしまいそうで。
「馬鹿。こんなにキツキツに締め付けてるのに、入る訳ないだろう?」
まるで分らせるように強く引っ掻かれた乳首に、ヴィヴィが「ひゃぅううっ」と鋭く啼き、兄をこれでもかと締め付ける。