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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第106章
「ぁ……っ ぁ、ぁああんっ いいっ イィ……っ ヴィヴィ、イっちゃ……っ」
締め付けると粘膜に如実に感じる兄の硬さに、ヴィヴィはもう我を忘れて甘く啼き。
「いいよ、イってっ ほら、俺の事見て、ヴィクトリア、見てっ」
激しく下から腰を打ち付けながらそう懇願してくる匠海に、ヴィヴィはこくこくと頷き、瞳を合わす。
「おにっ ちゃ……っ あっ あ、あ、……っ おにぃ、ちゃ……っ ~~~~っ!!」
「……~~っ ぁあ、ヴィクト……リアっ ひくんひくんって、してるよっ」
達する時の蕩けた貌を晒しながらイったヴィヴィを、兄は心底嬉しそうに覗き込み。
気持ち良さそうに兄の陰茎を咀嚼し続ける妹の様子を、ヴィヴィに言葉にして伝えてくる。
(やぁ……っ 言っちゃ、だめぇ……っ)
「……ぉ、……にぃっ ぁ……っ はぅ~~っ」
びくびくと震えるヴィヴィを胸の中に抱き留めた匠海は、まだ締まり続けているそこを、ゆっくりと貫き始めた。
達した重い余韻に浸っていたヴィヴィに、新たに与えられる強烈な刺激。
それは痛いと感じる程強過ぎて、「ひぅう……っ」と悲鳴が上がる。
「ヴィクトリア、まだイってるね……。お前のここは、本当に素直で、貪欲で……エッチだね?」
ぬこぬこと腰を振る匠海に、ヴィヴィの大きな瞳を苦しそうに細める。
「もっ だ、ダメェ……っ 駄目っ た、倒れちゃう~~っ」
また高みに昇らそうとする匠海に、ヴィヴィは必死に懇願する。
(こ、これ以上されたら、本当に、身体、洗えないからぁ……)
この後使い物にならなくなりそうで、そう懇願したのに、匠海は解放してくれなくて、
「じゃあ、俺にキスして? ヴィクトリアから、沢山キスして?」
やっと腰を止めてくれた兄に、ヴィヴィはもう言われた通りにするしかなくて、ゆっくりと綺麗な唇に自分のそれを触れ合わせる。
徐々に深く重ね合わせ、自分の舌を兄の口内に忍び込ませる。
何故かすぐに答えてくれない匠海の舌は、奥のほうで縮こまっていて。
「…………?」