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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第107章
「そんなこと言いながら、なか、凄く締まってるけど?」
匠海はそう膣内の具合を言葉にしながら、妹の腰を鷲掴み。
自分の腰の上で円を描く様に、ヴィヴィの狭い蜜壺を解し始めた。
「ああ、解してあげてるのに、余計締め付けてくる……っ ヴィクトリアのここは、エッチだな?」
「やぁ~~っ 言っちゃ、ダメ……っ ひゃぅうっ」
自分が動いていたのに、いつの間にか兄の好きな様に動かれて。
そして、それが途轍もなく気持ち良くて。
縋る物を捜す様にわたわたと慌てながら、両手を兄の腹筋や太ももに這わせていたヴィヴィは、やがて限界を迎えさせられた。
「はぅうっ イっちゃ……っ また、く、るっ きちゃ……ぅぅっ あっ アっ んぁあっ ~~~ッ!!!」
今日一番の大きな快楽の嵐が華奢な躰の中心で吹き荒れ、ヴィヴィの全てを巻き上げて行き。
その後に待ち受けていた真っ白な世界に、ヴィヴィは無意識に咽喉を鳴らし、果てた。
一瞬の静寂ののち、引き付けを起こした様にがくがくと大きく震える肢体を、匠海は満足そうに下から見上げ。
やがてくたりと落ちてきた上半身を、愛おしそうにその胸で抱き留めた。
「気持ち良さそうに、イケたね……。俺の可愛い子」
「……ぁ……、ぉ……にぃ……、ぁ~~……っ」
息切れした声で兄を呼ぶ妹を、匠海はよしよしと撫でてあやす。
「ふ……。ヴィクトリア、俺の上で沢山イっちゃったな? そうか。エッチなヴィクトリアは、騎女位、好きなんだな?」
「…………っ ち、ちが……っ」
「女性上位が好きなんだ?」ととんでも無い事を吹き込んでくる兄に、ヴィヴィは咄嗟にそう否定する。
「そう? もっと、しない?」
「……ん……。だって、お兄ちゃんと、くっつきたい、もん……」
兄のからかいに、そう本音を漏らしたヴィヴィは、少し汗ばんだ逞しい躰に自分のそれを擦り付ける。
そんな甘えん坊発言に嬉しそうに笑った匠海は、何故かヴィヴィの中から己を引き抜いてしまった。