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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第108章
ここぞとばかりに、口に含んだ大きな亀頭を舌で舐め回し、溜まってきた唾液と共にちゅうと吸い上げれば。
「……~~っ ぁあっ もう、駄目だ!」
そう喘いだ匠海は、ヴィヴィの顔を掴んでそこから離してしまった。
いきなり口内の兄の分身を取り上げられたヴィヴィ。
「もうっ おにぃちゃ……っ きゃうっ!?」
不服そうな声を上げた妹を、兄はシーツに押し倒し、上から四つん這いになって覆い被さった。
「なんて悪い子なんだ、ヴィクトリア……っ お兄ちゃんのペニス、あんな旨そうにしゃぶってっ!」
窘めているのか、糾弾しているのか、はたまた喜んで虐めているだけなのか。
たぶん全部だと思うが、匠海は妹をそう蔑みながら、白くて華奢な躰を味わい始めた。
「ぁん……っ ヴィヴィ、が……、ヴィヴィが、してたのにぃ~~……っ」
不満そうなヴィヴィに対し、
「ああ、十分堪能したよ。ヴィクトリアの “甘えん坊具合” は」
妹の必死の愛撫を、そんな言葉で一蹴した匠海。
白い乳房の両方を鷲掴みにし、ふっくらと盛り上がったそこを、じゅるじゅると音を立てて吸い上げてくる。
「はぅぅっ ぁん……っ え、えっち……」
その厭らしい音にも、強く吸われてイタ気持ちいい胸の尖りにも、ヴィヴィの恥ずかしいところは早々に反応し。
切なそうに目の前の兄の黒髪に縋り付けば、唇を離した匠海に「可愛いね」とからかわれながら、左右交互に胸の尖りを強く愛されてしまった。
なんだか今日の匠海は、ヴィヴィの白い乳房にご執心なようで。
深い口付けを与えられながら、両手でやわやわと揉み解され。
耳の後ろと首筋を執拗に嬲られながら、乳首だけを摘ままれて。
「はぅ~んっ ぁん……、も、お胸……っ だめなのっ」
自分の大事な場所だけじゃなく、下半身すべての震えが止まらなくて。
じんじんと疼くそこからは、もうはしたない蜜が滴り、小ぶりな尻を濡らしながらシーツまで落ちていた。
「じゃあ、どこがいいんだい?」
分かり切った事を尋ねてくる兄に、
「やぁ……、イジメ、ないで……?」
ヴィヴィは弱々しく懇願する。