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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第108章
「言葉にしてくれないと、分からないよ……。ああ、ここかな?」
そう囁きながら躰をずらした匠海は、皮膚の薄い二の腕の内側に噛み付く。
「ひゃぁっ!? ……っ ち、がぅ~ッ」
軽く歯を当てられただけでびくびくするヴィヴィに、兄は「じゃあ、ここだ」と呟き。
くびれた腰……というよりは薄い脇腹に、かぷりと咬み付く。
「ぁっ やぁ~……っ あん、そんなのっ」
「ん? ここ、気持ちいい?」
そう囁いた匠海は、再度 脇腹と浮き出た骨に かりりと歯を立てる。
「あっ ぁ……っ へ、変な、かんじ……」
確実に疼いている女の部分に近いそこを甘噛みされ、労わる様に舌で舐め取られると、ぞくぞくして。
金色の恥毛を指先に絡ませて楽しそうな匠海に、ヴィヴィは必死に瞳で懇願する。
(お願い……、触れて? もう、お兄ちゃんから見えちゃってる、ヴィヴィの恥ずかしいそこ……、掻き混ぜて欲しいのっ)
「おにぃ……ちゃ……っっ もう……っ」
泣き出しそうな声でそう零せば、匠海はやっと期待に応えてくれた。
「悪い、虐め過ぎたな。ほら、四つん這いになろうね」
妹の上半身を抱き起した匠海は、その頭を窓の方へと向けて四つん這いにさせ。
「え……? あっ やだぁ~っ」
薄いレースのカーテン一枚を隔てて視界いっぱいに広がる夜景に、ヴィヴィはむずがった。
「大丈夫。どこからも見えないって。いや……もしかしたら、どこかの変態が望遠鏡片手に、俺に舐められて可愛く乱れるお前を、覗いてるかもしれないけどな?」
そんな恐ろしい言葉を発した直後、匠海はヴィヴィの双丘を大きな掌で包み込む。
左右に開かなくても妹の小さなそこはぱっくりと割れ、薄紅色の秘裂を透明な蜜でしどとに濡らしているさまは見て取れた。
「ああ、こんなに濡らして……。でも安心しなさい。俺が全部 舐め取って上げるからね」
兄の舌が濡れた割れ目の周りを、ぴちゃぴちゃ音を立てて舐め上げていく。
既にぷくっと膨れ上がった肉芽も、尖らせた舌の先で突かれ、唇で扱かれて。
ずくずくと腰に響くその愛撫に、ヴィヴィの薄紅色の膣口からは、止めどなくとろとろの蜜が溢れ出した。
「……~~っ ……ぁ! ぁああんっ あ、ぁあッ」
(気持ちいい……、きもち、いいよぉ……っ)