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第109章 　 　　　　 　　　

　それからはもう、匠海はやりたい放題で、

「ヴィクトリア。ナカ、きゅうきゅうしてるね？」

「やっ」

「俺の朝起ちペニス、そんなに美味しい？」

「……っ　やだぁ」

　にやりと嗤いながら覗き込んでくる兄に、ヴィヴィは泣き出しそうな声で抵抗する。

「ん？　美味しいって言わないと、あげないよ？」

「やんっ　お……美味しいから、いっぱい、ちょうだい？」

　匠海の瞳を上から覗き込みながら、そうおねだりすれば、

「～～っ　ああ、俺を誑かす悪い子だ、ヴィクトリアは！」

　そう喚いた匠海は、ヴィヴィを抱き締めたまま、腰だけかくかくと振って狭いそこを掻き乱し。

「ヴィク、トリア……っ　ああ、制服姿、堪らないよ……っ！！」

　抱擁を解いて妹を腰の上に支えた兄は、下から高速で突き上げてきた。

　膝立ちにされて、絶え間なく欲望の証を打ち込まれて。

　たまに、腰の上に円を描いて中を掻き回されて。

　ヴィヴィが「もうっ　むりぃ……っ」と弱音を吐いたところで、また下からガツガツ突き上げられる。

　スカート越しにがっしりと掴まれた兄の腕に縋りながら、とうとうヴィヴィは達した。

　妹の蜜壺がびくびくと戦慄くそこを味わいながら、匠海は自分の快楽を追い求め。

「……っ　ぁあっ　……ィク……っっ」

　苦しそうな喘ぎと共に、兄の指が薄い尻に食い込み。

　そして、膝立ちにさせていたヴィヴィの腰を深く落とさせ、匠海はその最奥を突きながら果てた。

「ひぅうううっ　……あ……、ぁ……、ぁああん……っ」

　子宮口を押し上げられる苦しさを感じつつ、暖かな飛沫をそこに浴びせかけられ。

　ヴィヴィの華奢な肢体は、まるで兄から逃げるかのように、上へと伸び上がる。　

　けれど、匠海は妹が逃げることを許さず、思いの丈を全て注ぎ込んで禁断の入り口を汚した。

（やぁ……。なんか、下から出されるの、好き……っ　お兄ちゃんが、凄くヴィヴィに興奮してくれるの、解って……）

　咄嗟にそんなはしたない事を思ったヴィヴィだが、流石に恥ずかしくなり。

　それを誤魔化すかのように横たわった兄に縋り付き、その首元に顔を埋めた。