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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第112章              

 ならば止めてくれればいいと思うのだが、匠海の悪戯は止まらなくて。

 膨らみの中でくりくりと押し込まれる乳首に、ヴィヴィの華奢な躰がびくびくと戦慄く。

(え……? なんで? やん……、これ、すごく、くる……っ)

 ただ尖りを押し潰されているだけなのに、何故か兄の膝を跨いで放り出していた両脚が跳ねてしまう。

 絶えず押し込まれるそこから、背筋の回線を伝い、何かが下肢へと流れ込んでくる。

「右もしてあげないと、こっちのおっぱいが可哀そうだね」

 そう囁きながら、もう片方の乳房と乳首を弄られる。

 今度はもっと直に腰へときた。

 ヴィヴィは右利きだからか、どうやら右の胸のほうが敏感らしい。

「おに……っ ちゃ、……ぁ、あっ あん」

 手で盛り上げられた乳房の中、乳首を押し込んだ指が円を描いて苛めてくる。

 自分の恥ずかしいところが、じりじりと痺れ始めていた。

 止めなきゃと兄の両手首に縋るのに、力が全く入らなくて。

 せめて顔を見て言葉で止めようと思うのに、甘い声しか漏れない唇は、何度も兄に啄まれてしまう。

(ああ、もう、だめ……、もう、ダメなの……っ)

 今日はただの添い寝。

 何故なら土曜日の昨夜、身も心も兄にたっぷりと愛されたから。

 なのに、これ以上されたら――。 

「え……えっち、しよう……?」

 気が付けば、ヴィヴィはそう迫っていた。

「駄目」

 触れ合った唇でそう拒否されても、ヴィヴィはもう我慢出来なかった。

「やぁ……、お願い。ヴィヴィ、今日、あの日、みたいなの……」

「え?」

 妹の発した意味が分からなかった様で、匠海は唇を離して改めてヴィヴィを覗き込んでくる。

 あまりにも真っ直ぐに見つめられて、ヴィヴィは大きな瞳を四方に巡らせ、

 しばし逡巡したのち、ぽつりと打ち明ける。

「え……えっちな、日……」

 17歳の秋頃、初めて経験した “躰が疼いて敏感な日”。

 ホルモンの関係か、以降何度かあった “その日” の妹の乱れ様は半端なく。

 そして兄にとっては、この上なく幸せな日――らしい。

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