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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第30章                               

 自分でも気づかなかった父の鋭い指摘にヴィヴィは驚き、そして妙に素直に納得した。

「僕が頼りないばかりに……」と何故か落ち込むクリス。

「そうなんだ。可愛いな~。俺もこんな妹欲しい!」

「私はクリス君みたいな弟欲しい~!」

 メンバーが口々にそう言い合う中、ヴィヴィは小さく肩を竦める。

(なんか……物凄い『甘ったれ』だったんだな、私って……)

 今更ながら自分の子供っぽさにヴィヴィは心の中で「とほほ」と呟く。そこへ一連の話を黙って聞いていた匠海が、

「やっぱ『ベーベ』なんだな、ヴィヴィって」

と嬉しそうにとどめをさしてきたので、ヴィヴィはとりあえずジト目で兄を睨んでおいたのだった。






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