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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第46章         

 その日はFPで使用する曲の内容や、繋ぎを確認するだけで振り付けはせず、いつも通り技の練習をして終えた。

 約1週間お世話になるジャンナの家は、リンクからもとても近く、物凄く大きい。今はいないが一昔前までは振付以外にコーチ業もやっていたので、生徒を住み込みで面倒見るためのベッドルームが沢山ある。

 その4室をそれぞれ、双子、朝比奈、牧野マネージャーに割り振ってくれたジャンナは、アシスタントや朝比奈と一緒にディナーを用意してくれた。

 伝統的なロシアの家庭料理、ボルシチやピロシキをたらふく食べ、広いリビングで食後のお茶を飲んでいた。

「実はヴィヴィ、小さい時にバレエの発表会で『悪の精・カラボス』やったの~」

 ヴィヴィが唐突に、そう嬉しそうに口を開いた。

 眠れる森の美女――。

 国王の宮殿にて、オーロラ姫の誕生の祝いの宴が開かれる。妖精達が、姫の為に踊る。

 そこに悪の精カラボスが登場し、自分が祝いの宴に招待されなかったことを怒る。そして「オーロラ姫は16歳の誕生日に、“つむ”(糸紡ぎの針)に刺されて死ぬだろう」と予言する。

 しかしそこで、リラの精が「姫は死ぬのではなく、眠るだけだ」と予言する。これを聞いた国王は、国中で糸紡ぎの針を使うことを禁止した。

 オーロラ姫の16歳の誕生日。オーロラ姫は、彼女に求婚する4人の王子と踊っていると、そこに老婆が登場し、オーロラ姫に花を渡す。そこには“つむ”が仕掛けてあり、オーロラ姫は“つむ”に刺されて倒れてしまう。

 そこでリラの精が登場し、城全体を眠りにつかせた。

 100年の時が流れ、デジレ王子とその一行が森を訪れる。王子の前にリラの精の現われ,オーロラ姫の幻影を見せる。オーロラ姫に惹かれた王子は、リラの精に導かれ、眠りの森を訪れる。

 途中カラボスを退治し、眠っているオーロラ姫にキスをすると、オーロラ姫が目覚め、周りの人々も眠りから覚める。

 オーロラ姫とデジレ王子の結婚式。お伽話しの主人公達や宝石の精達が次々と踊り、2人を祝福する。そして、オーロラ姫とデジレ王子が踊り、最後にリラの精が登場し、悪に打ち勝った栄光で幕となる。

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