パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第49章 　 　　　　　 　　

「良い心がけだ」

　ヴィヴィのその行動に匠海は満足そうに呟くと、自由になった両手でヴィヴィの慎ましやかな胸を大きな掌ですっぽりと覆った。

「んっ！」

　ヴィヴィがびくりと震えながら小さく声を上げる。

　誰にも触れられたことのない皮膚の薄い胸を、匠海の骨ばった掌が包み込んでいる。

　匠海は両手でヴィヴィの小さな乳房を、優しい手つきで揉みこんでいく。

（ほんと……なのかな……？　本当にヴィヴィの胸……触れたかったのかな……？）

　ヴィヴィは恥ずかしさに身悶えながらも、思考の隅でそう思う。

　匠海はやわやわと小さな膨らみを揉んでいたかと思うと、その周りに指を添えて中心を膨らませるようにし、舌で中心の尖りの周りを辿ったり、と飽くことなく触れてくれている。

（なんか……むずむずする……）

　ヴィヴィは匠海に胸を愛撫されるたびに、徐々に何故か躰の中心が震えるのに気づく。

　匠海が胸を揉んでいた手を止めたのに気づき、ヴィヴィはふとそちらに視線を落とす。

　するとこちらを見上げていた匠海と瞳がかち合う。

　匠海は長い舌をヴィヴィの薄紅色の中心へと這わすと、チュッと吸い上げた。

「ひぁんっ！」

　初めて乳首に触れられたヴィヴィが、可愛らしい声で鳴く。

　ふっと嗤った匠海がヴィヴィを苛めるように執拗にその中心だけを舐めては吸い上げ、舌の先でコロコロと転がす。

「あっ　ふぅっ　……あ、あぁん、やぁっ　……あんっ」

　両手で口を覆っているのにもかかわらず、勝手に甘ったるい声が漏れてしまう。

（嘘……胸って触られると、こんなに気持ちいいんだ……）

　ヴィヴィは確かに匠海の上で自分の胸を揉んで見せたが、こんなに気持ち良くはならなかった。

　苛められている乳首が気持ちいのはもちろん、なぜか下半身にずくずくとした言いようのない刺激が襲う。

「はぅ……お、兄ちゃっ　……あ、ぁあっ　……やぁんっ」

　中心の尖りだけじゃなく、乳房を吸われるのも気持ちよくなってくる。

　ヴィヴィの小さな膨らみは匠海の少し大きめの唇によってかぷりと食まれ、その中でぬるぬると動き回る舌にい様に弄ばれ、翻弄される。

　そのたびにびくびくと躰全体が震える。