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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第49章           

(うん……ヴィヴィ、悪い子だもん……厭らしい子だもん……。

 なんだってなるよ……。

 お兄ちゃんがそれで、ヴィヴィを抱いてくれるなら――)

 匠海がヴィヴィの太ももの後ろに添えた掌にぐっと力を入れ、さらに開かせると、ヴィヴィの奥に分け入る。

 そして敏感なところを擦られたヴィヴィが息を詰めた場所を、固い亀頭の先で抉り始めた。

「あっ、あ、ああっ、やぁあっ、……っ 凄い、よぉっ……っ お、お兄、ちゃんっ」

 切羽詰まったような声を上げるヴィヴィに、匠海は執拗に腰を打ち付ける。

 くりくりとその上の尖りを弄ると、ヴィヴィがぐっと白い喉をのけぞらして感じ入る。

「凄いよ、ヴィクトリアの中も……っ」

 匠海が艶めいた声でそう言いながら、じゅぷじゅぷと音を立ててヴィヴィを追い上げる。

「あ、あぁんっ ふぁっ ひやぁあんっ お兄、ちゃ……っ、ヴィ、ヴィっ、イっ……ちゃうっ」

「駄目だ。俺のこれ、もっと味わってろっ」

「うんっ、う、ん……っ、あんっ ぁああっ いやぁんっ お、おっき、いよぉ……っ」

 匠海の背中がびくびくと震え始めているのが、その首に回したヴィヴィの掌にも伝わってくる。

「あんっ お兄ちゃ……っ、イっ、てっ! ヴィヴィと、一緒にっ あっ、あぁんっ」

「ああ。ヴィクトリアの膣奥に、いっぱい出してやるっ」

 匠海のその切羽詰まった声に、ヴィヴィの心はぞくりと戦慄き、そしてその躰も痙攣した。

「あぁああんっ あ、あ、アっ、ひっ、ひゃぁあんっ イ……っ、ちっ ゃぅっ!!」

 ヴィヴィが限界を迎え、ぎゅうと匠海の背に縋り付く。

 匠海もヴィヴィの膣にぐっと陰茎を捻じ込むと、目の前の華奢な躰を抱き込んだ。

「ひゃやあああんっ――!!」

 ひくひくと蠢く最奥を抉られ、ヴィヴィが悲鳴を上げる。

 そこに匠海が吐き出した熱い飛沫を何度も感じ取り、ヴィヴィはぶるぶると躰を震わせた。

(あ……お兄ちゃんと、一緒に……あんっ、いっぱい……)

 ヴィヴィの細腰に己の腰を擦り付けていた匠海が、がくりと力を抜いてヴィヴィの上に重なってくる。

(熱い……お兄ちゃんの、躰も……全部……)

 ヴィヴィはイき過ぎて震えの止まらない躰で、匠海の逞しい躰をいつまでも抱きしめ続けた。





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