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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第60章
(は、恥ずかしすぎる……。ヴィヴィの、色んなところ、全部、お兄ちゃんに見られちゃうっ)
そう思うと何故か、余計躰が火照ってきた。
匠海はヴィヴィの広げた太ももの下に両手を通すと、その先の細い腰に掌を添え、妹の濡れたそこへと舌を這わせた。
「ひゃぁんっ! あっ あぁっ やぁあっ ……ぁん、あぁあっ」
そこへの刺激は、今までの上半身への気持ちのいい愛撫とは、一線を画していた。
直接躰の芯へと触れられているような感覚、とでも言えばいいのだろうか。
舌全体を大きく使って、あまりにも濡れそぼったそこを拭う様に舐められたかと思うと、小さく薄い秘唇を唇で食み、軽く引っ張られる、
その刺激に呼び起されたようにとろりと零れ出てくる透明な蜜を吸い取られ、舌の先で膣口の形をヴィヴィに教えるように入念に辿られる。
「あんっ お、兄ちゃっ やんっ あぁ、ぁんっ はぁんっっ」
甘い声を上げるヴィヴィをさらに虐める様に、匠海はその上の秘芯を舌先で突く。
ピリッとした強い刺激が腰を伝い、ヴィヴィの背がびくびくと震える。
しばらく舌先でそれを突いていた匠海は、ちゅっとピンク色の尖りに吸い付いた。
「あぁあんっ ひやぁっ! つよ、ぃっ あ、あぁっ そこ、キス、しちゃっ だめっ!」
ヴィヴィは強すぎる刺激に必死にそう匠海に懇願するのに、匠海は全く止めようとしてくれない。
それどころか口内で舐めあげたり吸い上げられたりで、ヴィヴィの華奢な躰が享受できない強い刺激に引き付けを起こしたようにびくびくと戦慄く。
「あ、待っ! やぁああんっ ダメっ あ、あぁんっ ふぁあああっ! やぁあん――っ!!」
ヴィヴィの快感が限界まで強制的に引き上げられ、その細い太ももが、きゅっと匠海の頭を挟む。
そしてシーツを握りしめたヴィヴィは、そのまま高みに昇らされた。
「あ、ぅっ ……っ は、ぁ……」
達して息も絶え絶えのヴィヴィは、自分が太ももで匠海の頭を拘束していることに気付かなかった。
匠海に太ももを掴まれてようやく自分の失態に気付いたヴィヴィが、小さな声で「ごめんな、さい……」と呟く。
「じゃあ、大きく開いてろ」
そう命令されたヴィヴィは、頬を染めながらも匠海に従い自分で両膝を胸に抱いた。