この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第60章          

 その耳元で熱い吐息と共に、信じられないほど優しい匠海の声が囁かれた。

「もう、俺のほうが限界……。ほら、ヴィクトリア、可愛らしい顔を見せて」

 匠海は抱きしめていた腕を緩めると、ヴィヴィの顔を両手で包み込み視線を合わす。

 そしてぐちゃぐちゃになってしまったヴィヴィの金色の髪を、優しい手付きで綺麗に整えていく。

 指の腹で涙を拭われ、大きな掌で優しく頭を撫でられ、ヴィヴィの躰は本人も気づかずうちに、徐々に強張りが解けていく。

(……お兄、ちゃん……? なん、なの……?)

 困惑気味に視線を合わせてきたヴィヴィに、匠海は唇を寄せて妹の桃色のそれを軽く吸う。

 その微かな刺激に、ヴィヴィの華奢な肩がピクリと動いた。

「ヴィクトリアのその小さな唇で、俺の事呼んで? 愛らしいその声で、甘い啼き声をいっぱい聞かせて?」

 そう甘い言葉を優しすぎる声音で耳元に囁かれたヴィヴィは、ふるりと震え上がった。

 ヴィヴィを横たえた匠海は、優しく両足を開かせると、ゆっくりとヴィヴィの中に入ってきた。

(お兄ちゃん……?)

 匠海の豹変ぶりに付いていけないヴィヴィは、まだ戸惑いの瞳で匠海を見つめる。

 匠海はヴィヴィの膣にゆっくりと自分のそれを捻じ込むと、二人の結合部にある妹の秘芯を指で触れた。

 途端にヴィヴィの体がびくりと戦慄く。

「あ……っ」

 思わず甘い声を上げてしまったヴィヴィは、恥ずかしくて口を噤む。

 匠海はくにくにと指でクリトリスを潰しながら、ゆっくりと陰茎の抜き挿しを始めた。

 その動きは優しくて、ヴィヴィの躰を思いやるもので、徐々にヴィヴィの躰が怪しく疼きだす。

「ふぅんっ んっ ふぁっ はぅっ」

 ヴィヴィは甘い声を出すのが恥ずかしくて、必死に声を抑えていたが、徐々にそれも耐えられなくなってくる。

 クリを弄られて、きゅうきゅうと膣内の匠海の昂ぶりを締め付けるそこからは、言いようのない快感が生まれる。

 そしてもともと、イく寸前まで昂ぶらされていたヴィヴィの躰は、あっという間に再燃した。

「これ好き? 気持ちいいか?」

 そう目の前で愛おしそうに尋ねてくる匠海に、ヴィヴィは我慢できずに縋り付く。

「お兄ちゃんっ 好きっ 大好きっ あ、あぁんっ 気持ちいい、お兄ちゃんっ」

/2774ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ