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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第60章
「ああ、ヴィクトリアの膣壁、凄いことになってるぞ? ひくついて、俺のこれ、扱きあげてくる」
クリをさんざん苛めながら、ヴィヴィの感じるところばかりをぬぷぬぷと擦りあげるその匠海の腰使いに、ヴィヴィは狂っていく。
「やぁあんっ あ、あぁんっ 凄い、あ、あっ やぁっ 気持ち、いいっ ふぁあん……っ」
ヴィヴィの甘い喘ぎに応える様に、匠海の腰がどんどん加速する。
そして、匠海の優しすぎた態度が、徐々に恐ろしいものに変貌していく。
ヴィヴィは嬌声を上げて匠海の愛撫に感じ入りながらも、その兄の様子に気づき始めたが、もうどうにもならなかった。
匠海に強引に躰を揺さぶられ、一気に高みへと昇り詰めさせられる。
ヴィヴィの膣壁が痙攣し始めたのを自分の陰茎で感じ取った匠海が、妹の顔に自分のそれを寄せて目の前で追い込む。
「ほら、言えよ。『お兄ちゃんの精子、膣でいっぱい出して』って、『お兄ちゃんの精子で、ヴィヴィの子宮、汚して』って言えよっ!」
「ヴィ、ヴィを……あっ、汚、して……んぅっ ……あぁんっ お、兄ちゃんの、でっ、いっぱい……充た、してっ あっ あぁああっ ヴィヴィ、イくっ イっちゃう――っ!!」
「いい子だ。ほら、ご褒美だよっ ……っ」
「あぁああんっ!! あ、ああ、っ うぁあっ で、出て、るっ」
達したヴィヴィの最奥に捻じ込まれた匠海の亀頭は、子宮を持ち上げながら、溢れ出した熱い白濁をまるで塗るように擦り付けてくる。
(いっぱい、奥にかけられたの、分かる……。お兄ちゃんの……)
「あ、ぁっ、ぁあっ……」
灰色の瞳を見開いたまま、びくびくと痙攣するヴィヴィを見つめながら、匠海は硬さを失わない亀頭を、執拗に妹の最奥に擦り付けていた。
その時、
ブーブーっと、近くから振動音が鳴り始めた。
「……ぅん……?」
まだ上の空のヴィヴィが、掠れた声で小さく唸る。
匠海はヴィヴィと躰を繋げたままベッドサイドに手を伸ばすと、スマートフォンを取り上げ、着信相手を確認した。
そしてヴィヴィの膣から己の陰茎を抜き取る。
「ぁあんっ」
ヴィヴィが突然のことに甘い声を上げてしまい、匠海に「しっ」と窘められる。