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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第60章          

 そしてヴィヴィの白皙の胸に添えられていた匠海の掌が、むにゅっとその小さな乳房を揉む。

「この可愛らしい胸は? 誰のものか、言ってごらん?」

 そう言って鏡に映るヴィヴィと視線を合わせてくる匠海は、何故だか物凄く楽しそうだ。

「ん、お、お兄ちゃん、の……」

 ヴィヴィは恥ずかしさに頑張って耐え、素直に口を開く。

「この小さな乳首もかい?」

 そう言って桃色の尖りをきゅうと摘みあげられ、ヴィヴィはその強い刺激に震えながらこくこくと頷く。

 乳首への気持ちいい愛撫で、ヴィヴィの膣壁が厭らしく蠢き始めたのが、自分でも分かり頬を染める。

「じゃあ、ヴィクトリアのこのぐちゅぐちゅの膣は、誰のもの?」

 匠海はそう言葉で辱めながら、ヴィヴィの太ももを支えて腰を動かし始めた。

「やっ」

 ヴィヴィは鏡に映った自分の膣口を、ぬらぬらと濡れた陰茎が出入りする光景に、ぱっと顔を背ける。

「やじゃないだろう? ほら、この濡れまくってきゅうきゅう俺のことを締め付けてくる、恥ずかしいここは、誰のものだい?」

「あ、ぁあんっ あ、お、お兄ちゃんのっ」

「そうだ。ヴィヴィのエッチで可愛い膣も、俺のだ。絶対に忘れてはいけないよ?」

 ヴィヴィは自分の膣粘膜を執拗に擦りあげる、匠海の陰茎に翻弄されながらも、こくこくと頷く。

「じゃあ、ここはどうかな?」

 そう前置きした匠海は、ヴィヴィの細すぎる腰を両手で掴むと、ぐっと自分の陰茎を埋め込んだ。

 最奥まで貫かれ、子宮を持ち上げられるようで苦しくて、ヴィヴィの眉間が歪む。

「この、まだ突かれても痛い、青い果実みたいなここは?」

「あぁっ お、お兄ちゃんのっ」

 ヴィヴィは苦しさにギュッと瞼を閉じると、喘ぐように息を乱しながら懸命にそう答える。

 その両手は少しでも匠海の陰茎から逃れようと、兄の太ももを押し返しているが、力では敵うわけもなく。

「駄目だよ、ヴィクトリア、ちゃんと見て」

「う……ん」

 匠海にそう促され、ヴィヴィはゆっくりと瞼を開いた。

 視線の先、捩じ込むように匠海の陰茎の全てを収められるさまを見ていると、苦しいのに何故か充足感で腰がぞくぞくしてくる。

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