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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第61章
「足、痛めたのか? 腰か?」
匠海が心配そうにヴィヴィを覗き込んでくるが、妹はふるふると首を振るだけ。
「一体、どうして――」
そこまで口にした匠海はやっと気付いたのか、ヴィヴィの両脇に手を差し込むと、ひょいっと上に持ち上げた。
すると案の定――そこには、粘度の高い白濁した液体が溜まっていた。
「やっ 見ちゃ、や……っ」
自分の膣から出たものを見られるのが恥ずかしいのか、ヴィヴィが匠海の腕の中で身を捩る。
「ああ。それで……」
匠海は大したことじゃないような口ぶりでそう言うと、ヴィヴィをそのままガラス張りのシャワールームまで、抱っこしていく。
シャワールームの中に下されたヴィヴィの足元に、何故かまた匠海が跪いた。
「お、お兄ちゃん……!?」
「俺が、掻き出してやる」
「え……?」
(掻き出すって……お兄ちゃんが中に出したものを?)
「ほら、足開いて」
「や……は、恥ずかしいよ……っ」
バスルームには照明が煌々と付いており、そんな明るい中で匠海に自分の恥ずかしいところを見られるなんて、ヴィヴィは想像するだけで羞恥が募る。
「ヴィクトリア。俺の言うことが聞けないのか?」
「………………」
匠海の少し冷たい声にそう命令され、ヴィヴィはしょうがなく、恐る恐る肩幅に両足を開いた。
胸から下をバスタオルで隠していたヴィヴィに、裾を握って上げさせた匠海は、目の前に露わになった金色の恥毛を掻き分け、その奥にある膣口へと指を這わせた。
先程零れ落ちたものでぬめっているそこに、匠海はゆっくりと中指を含ませていく。
白い太ももをビクビクさせ、恥ずかしさと、匠海の指の感触に耐えているヴィヴィの膣を、兄はまるで円を描くように掻き回した。
その刺激に、ヴィヴィの粘膜は喜ぶように打ち震える。
「――っ ふっ ぁっ ひぅ……」
(……感じちゃ……ダメ……っ)
ヴィヴィが握らされたバスタオルの裾を握りしめ、漏れそうになる甘い声を耐える。
「ほら、出てきたよ」
匠海のその声に下を向けば、ヴィヴィの中に挿入された匠海の指が抜かれた途端、ぱたたと白濁が糸を引きながら零れ落ちてきた。
「あ……いっぱい……」
(こんなにお兄ちゃんのが、中に……)