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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第63章
「お、おにぃ、ちゃんっ ふぁああっ い、一緒に……っ ゃあああああんん――っ!!」
ヴィヴィは必死にシーツに縋り付き、その中におでこを押し付けていたが、達する瞬間、襲いくるあまりの快楽に悲鳴を上げながら、その華奢な背を弓なりにそらした。
金色の髪がふわりと広がり、その白い背に落ちていく。
「ぁあっ ――っ く……っ」
ヴィヴィとほぼ時を同じく、匠海も妹の最奥に己の亀頭を捩じ込み、ぐりぐりと擦り付け果てた。
びゅびゅっ びゅっ びゅっ。
ヴィヴィの子宮に匠海の爆ぜた飛沫がかかり、その刺激に兄の目の前にある細い腰ががくがくと戦慄く。
「ぁ……っ ぁう……、……ふ、はぅ……」
(いっぱい……凄い……なんか、いつもより、たくさん……)
気のせいか、いつもより匠海の吐き出す量が多い気がした。
「あぁ、ヴィクトリア……お前、気持ち良すぎ……っ」
イってもなおそう言って、妹の痙攣が続く蜜壺を味わう匠海に、
(お兄、ちゃん……えっち、すぎ、る……)
とヴィヴィは心の中で突っ込みながら、とうとう意識を手放してしまった。