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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第64章        

「可愛いよ、ヴィクトリア……。もう一回、抱いてもいいか?」

「……うんっ!!」

(うそ……っ 嘘、みたい……っ

 お兄ちゃんに、可愛いって言われた……。

 気持ちを伝える前でさえ、そんな事、ほとんど言われた事無かったのに。

 すごい……嬉しいよぉ……っ!)

 ヴィヴィの薄い胸が潰れそうなほどきゅうと痺れる。

 匠海の口付けを受け止めながら歓喜に打ち震える一方で、ヴィヴィは心の片隅では兄を詰る。

(ずるい。

 この人は、本当に狡い。

 こうやって少しずつ、少しずつ、ヴィヴィの心を浸食していく――。

 時間を掛けて、少しずつ抉り取られて、浸食されて。

 それに気づいた頃には、いったい自分には何が残っているのだろう……?)

 口付けひとつで身も心も蕩けてしまったヴィヴィは、気が付くと匠海に大事なところを舐められていた。

「はぅんっ ひっ ぁあっ あ……っ やぁっ だ、めぇ……っ」

「もっと、可愛い声、聞かせて……」

 クリトリスを舌先で舐め転がしていた匠海は、そう言うと膣口にぬるりと舌を差し込んだ。

「あっ!? ダメっ そこ、お兄ちゃんのっ まだ、いっぱい、入ってるぅっ」

 ヴィヴィはそう言って匠海の頭に手を伸ばし、慌てて止める。

(昨日の夜、お兄ちゃんが中で出したの、まだいっぱいヴィヴィの中に残ってる……っ)

 そんなドロドロな膣内を匠海が舐めるなんて、恥ずかしくてヴィヴィには到底、耐えられそうもなかった。

 ヴィヴィの言いたい事が分かったらしく、匠海は一旦膣内から舌を抜き取る。

「大丈夫。昨日、全部掻き出したよ。お前がバスルームで、寝てしまった後にね」

 そう言って膣口付近でふっと苦笑した匠海は、またヴィヴィの膣内に自分の舌を捻じ込ませていく。

「―――っ!?」

(ヴィヴィ、寝てる間にお兄ちゃんに色々、されちゃってたんだ……っ)

 何をされたんだろうと想像するだけで、ヴィヴィの膣内が妖しく蠢きだし、兄の舌を締め付ける。

「ふぅあっ はんっ ぁあっ おにい、ちゃん……っ」

 そう甘い声を上げるヴィヴィに、いい子だと褒める様に匠海が粘膜を舐め取ってくれる。

「はぁぅんっ!!」

(ああ……ヴィヴィ、なんてエッチになっちゃったんだろう……)

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