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第65章 　 　　 　　

「ふふ。じゃあ、明日はあんまり飲まないでね？」

「善処する」

　妹のその可愛いお願い事に、匠海は瞳を細めてそう続けた。

　やがて抱擁を解いた匠海は、ヴィヴィの華奢な肩と腰に掌を添え、優しくベッドに横たえた。

「お兄ちゃん……好き……。大好き……」

　そううっとりと匠海を見つめるヴィヴィの腰の下に、兄は羽枕を数個差し込み、細い太ももを掴んで割り開いた。

「あっ　……は、恥ずかしい、よ……っ」

　もう何度も匠海の前に自分の全てを曝け出しているとはいえ、やはりヴィヴィは羞恥に身悶える。

「今日は下の唇にいっぱいキスしてやるから、たくさん可愛らしい声を聴かせてくれ」

　そう言った匠海は、ヴィヴィの白い太ももの内側に吸い付いた。

「あ……っ」

　ヴィヴィの唇から小さな声が漏れる。

　匠海は太もものしっとりした肌理を確かめるように、何度も口付けては舌で辿ってくる。

　初めてそんなところを舐められたヴィヴィは、自分の腰がびくびくと震える様子に混乱する。

（ヴィヴィ、こんなところも気持ちいいんだ……。お兄ちゃんの舌、大好き……っ）

　匠海の舌は何度も何度も膝から足の付け根までを行き来して、妹の細く白い太ももを味わっていた。

　けれど、数分後――。

（お兄ちゃん……、い、いじわる……っ）

　徐々に舐められているヴィヴィのほうは、それでは満足出来なくなっていた。

　内股という、普段なら自分でも他人にも触れられる事のない、皮膚の薄いそこを念入りに辿られると、その先の秘めやかな場所が何故か疼く。

　自分でも分かるほど、ヴィヴィの秘所には血が集まり、充血し、甘い蜜を溢れさせ始めていた。

　小さな膣口からとろりとした粘着質なそれが零れる感触に、ヴィヴィは「ぁあんっ」と甘い声を上げた。

「ああ、凄いな。ヴィクトリアのここは……」

　匠海の指摘に、兄にもはしたないその様子を見られたのだと分かり、ヴィヴィはギュッと瞼を閉じる。

　そしてふっという音と共に感じたのは、少し冷たい匠海の息。

　その微かな刺激にも、ヴィヴィの桃色の膣口がひくひくと反応した。