パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第65章 　 　　 　　

「あっ　ぁあっ　お兄ちゃんっ　あ、入って……っ　ぁあ、ああっ　ふぅあああっ　――っ！！」

　乳首を弄られて蠢く粘膜を、味わうように分け入ってくる匠海の陰茎に、妹の躰はがくがくと震え始め、そしてその最奥に亀頭の先が到達する寸前、ヴィヴィは細い喉をのけぞらして達してしまった。

（あ、イっちゃ、った……っ　どう、しよう……。一人で、イっちゃった……。ああ、奥、気持ちいいっ　ずっと、気持ちいいのっ　ずっと、あっ　ここにいてっ！）

　ヴィヴィは達した後も、やっと手に入れた匠海をここから逃さないとでもいう様に、兄の陰茎を締め付け続けた。

「ぁあっ　……ぁ……っ　お、お兄、ちゃ、んんっ　ふぅ……っ」

「ああ、ヴィクトリア……気持ちいいよ……。凄いっ」

　ヴィヴィの締め付けに、匠海も感じ入ったようにぶるりとその逞しい背を震わせる。

　その指先はずっと、ヴィヴィの桃色の乳首を弄っていた。

（ああっ、それ、やめて……っ　ヴィヴィ、ずっと、中、治まらないのっ）

　敏感な乳首への刺激に連動して、ヴィヴィの膣粘膜が蠢き、匠海の陰茎に纏わりつく。

　そのさまをうっとりと瞼を閉じて感じ取っているらしい匠海に、ヴィヴィはさすがに苦しくなって、ぎゅっと兄の腕を握りしめた。

　瞼を開けた匠海がその熱っぽい瞳でヴィヴィの苦しそうな顔を確認し、やっと乳首から手を放してくれた。

　ヴィヴィは身に余る刺激からやっと解放され、ぐったりとシーツの上に身を投げ出す。

「悪い……調子に乗ってしまった。お前の中が、気持ち良過ぎるんだよ」

　そう言って少し照れたように笑った匠海は、ヴィヴィが切なそうに自分を見上げていることに気づき、妹の上に覆い被さった。

　その弛緩した躰を胸の中に抱き寄せ、あと少しだけ入れていなかった陰茎を最奥まで埋め込むと、匠海がはぁと満足そうに熱い吐息を吐く。

（ああ、やっと奥まで来てくれた……。やっと、ヴィヴィの中に全部入ってくれた……）

　ヴィヴィはそう思いながらゆっくりと匠海にしがみ付く。

「ああ、ヴィクトリア……ずっとこうしたかった」

　その匠海の掠れた独白に、ヴィヴィの薄い胸がきゅんと疼く。