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第66章 　　　 　 　　

　膝丈のスカートの下からはまず、膝上十センチの白黒の縞のニーハイソックスが現れ、その上の白い太もも、そして足の付け根、続いて何も身に着けていないヴィヴィの、金色の薄い恥毛が露わになる。

　目の前の匠海はというと、興味深そうにヴィヴィの痴態に魅入っていた。

　そして、ヴィヴィは震える唇を開いた。

「アリスに、いっぱいエッチなこと、教えて……？」

（お兄ちゃんの、変態……）

　そう、心の中で毒づきながら。

「ああ、堪らなく可愛いよ、ヴィクトリア」

　妹の頑張りをそう讃えた匠海に、ヴィヴィは「ん？」と首を捻る。　

「ア、アリスって、呼ばないの……？」

　てっきり今晩はそう呼ばれながら抱かれるんだと思っていたヴィヴィが、不思議そうに尋ねたその疑問に、

「馬鹿。そういう趣味はない」

　匠海はそう言って苦笑した。

「よ、良かった……」

（真正の変態さんでは、ないみたいで……）

　ヴィヴィは心底ほっとして、摘まんでいたスカートを下ろそうとしたが、匠海に止められた。

「そのまま。手を離すな」

「え……？　やぁあんっ」

　疑問の声を上げたヴィヴィは、匠海に指先で秘裂を辿られ、甘い声を上げた。

「あっ　だ、だめ……っ」

「どうして？」

　ヴィヴィは少し開いていた股を閉じ、匠海の指の侵入を防いだのに、兄が楽しそうに聞いてくる。

「は、恥ずかしい、この格好……」

「全裸よりはマシじゃないか？」

　そう言った匠海は、指先で割れ目を擦り始めた。

「――っ　やぁあんっ　やっ、こすらないでっ」

「ああ、濡れてきた。ちゃんと立ってろよ？」

　匠海は片手だけヴィヴィに伸ばしたその中指を、ゆっくりと妹の膣口に含ませていく。

「え？　やぁああんっ　指っ　やめてっ　だめぇっ　あっ」

「嘘つくな。ほら、もう根元まで入ったぞ？　ああ、凄くきつい」

　兄のその指摘に、ヴィヴィは無意識に、膣の中の指を締め付けてしまう。

「ああ、そう締め付けて。そんなに欲しかったのか？」

「いやぁっ　ち、ちがうぅ……っ」

　そう言っているのに、匠海は中の指を動かし始めた。

「ああっ　やっ　待ってっ　お兄ちゃんっ」

　ヴィヴィは言われた通りスカートを摘まんだまま立っているが、どんどんと匠海の指で火が付けられていく躰を持て余してくる。