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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第66章
(ああ、座らせてほしい……、寝かせてほしい……、立ったままなんて、初めてでっ)
「ヴィクトリア……エッチな子だな。自分でスカート捲り上げて、こんなに濡らして」
「やぁっ い、いわないでぇっ あんっ ぁあ……っ」
自分がやらせているのにそんなことを言う匠海に、ヴィヴィは腰を震えさせた。
「ああ、足りないか? もう一本あげよう」
そう言って中指を抜いた匠海は、薬指と揃えて、再度ヴィヴィの蜜壺に収めた。
「ひゃうううっ や、やぁっ あ、あっ」
匠海の指は意識的にヴィヴィの気持ちのいい、クリトリスの裏側を指の腹で抉ってくる。
「あぁあっ だめっ やっ 立ってられないのっ おねがいっ!」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てて自分の蜜壺を責め立てる匠海に、ヴィヴィが泣きそうな声を上げて懇願する。
「しょうがないな。俺の肩に手を置いていいよ」
「あ、お兄ちゃんっ 好きっ」
やっと許しを得てスカートから手を放したヴィヴィは、目の前の匠海の黒いスーツの肩に両手を乗せた。
匠海はヴィヴィの腰を抱き寄せると、水色のスカートを捲りあげてその手で腰を掴み、妹の膣内を貫いたままの2本の指を再度動かし始めた。
「ああっ やぁあんっ あ……っ はぅうっ あ、そこばっかり、だ、だめっ」
くにくにと敏感なそこばかりを抉られ、感じすぎてしまうヴィヴィが、匠海の肩に置いた手に力を込める。
「ああ、中からだけじゃ嫌だって?」
そう呟いた匠海は、親指でクリトリスを直接擦り始めた。
途端にヴィヴィの目がちかちかと瞬き、膣内に収められた匠海の2本の指をぎゅうと喰い絞めてしまう。
「え……? ち、ちがっ いやぁっ ああんっ あっ あ、あ、あぁあああ――んっ!」
中からも外からもクリトリスを刺激され、ヴィヴィは呆気なく達してしまった。
がくりと両足から力が抜け、床に崩れ落ちそうになったヴィヴィが、咄嗟に目の前の匠海の頭を胸に抱きこんだ。
下着を付けず、衣装だけを纏ったヴィヴィの小さな乳房に顔を埋めることになった匠海が、嬉しそうにその胸に頬ずりしてくる。
「ああ、可愛いな……アリスはまだ胸小っちゃいけれど、物凄く柔らかい」
「あ、アリスじゃ、ない~……」