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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第66章
腰を片手で抱き留められているその不安定な状態で、ヴィヴィは早々に達してしまった恥ずかしさもあり、泣き声の様な声で反論する。
「はいはい。ヴィクトリアの胸は、本当に気持ちいいよ」
「あんっ くすぐったい……っ」
匠海は顔を埋めて頬ずりしたまま、もう片方の掌で、白いエプロンドレス越しに、その小さな乳房を揉んでくる。
飽くことなく何度もそれを繰り返してくる匠海に、ヴィヴィは徐々に衣装越しなんかじゃなく、直接肌に触れてほしくなった。
「おにいちゃぁん……お胸……もっと、触って?」
そう甘い声で可愛くおねだりすれば、
「もっと? ああ、でも脱がせるの勿体ないから、後でいっぱい揉んであげるよ」
どうしてもこの衣装で事に及びたいらしい匠海に、ヴィヴィはもう諦めた。
ヴィヴィを抱き上げた匠海は、自分が先ほどまで座っていたベッドの上に、妹を座らせる。
「腰の後ろに両手をついて、そうだ。いい子だ」
匠海は褒めながらヴィヴィを誘導すると、おもむろにその両足首を掴んでM字に開脚させた。
そうすると当然、スカートが捲れ、先ほどまで匠海に指で解されていた、ヴィヴィの秘所が露わになる。
「お兄ちゃんっ やっ やぁんっ!」
そんな卑猥な格好をさせられて、ヴィヴィが羞恥に頬を真っ赤に染める。
妹に睨みあげられた匠海は、ふっと笑うだけで、掴んだままの妹の両足首をベッドに下すと、自分もその足元に跪いた。
「お、お兄ちゃん……? あ、やぁんっ!?」
自分の濡れそぼったそこに、兄の舌の感触を感じ取り、ヴィヴィが驚きの声を上げる。
ベッドに乗せ、大きく開脚させたヴィヴィの足元に跪いた匠海が、自分の大事なところに顔を埋め、舐め取っているのだ。
「ヴィヴィの蜜で衣装が汚れないよう、俺が綺麗にしてやるよ」
そう言い放った匠海が、ヴィヴィの薄桃色の秘裂に舌を這わし始める。
最初はその言葉通り、蜜が溢れたそこを舌で舐め取っていた匠海だが、そのうち舌先で小さな膣口を弄り始める。
「あぁあんっ う、うそつきぃっ やぁあん……、あ、ぁあんっ 」
今すぐこの恥ずかしい体勢から解放されたいヴィヴィだが、足首を掴まれていては成す術もない。