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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第66章
「ヴィクトリアのここ、本当にエロいな。絡み付いてくる。一体いつの間にこんな躰になったんだ?」
目の前で熱い息を吐きながらそう尋ねてくる匠海に、ヴィヴィは朱く色付いた頬を膨らませる。
「おっ お兄ちゃんの、せいだもんっ」
(だって、お兄ちゃんしか、ヴィヴィの中、入ったことないんだから……)
「ああ、そうだったな。じゃあ、責任もって、じっくり可愛がってやるよ」
匠海はそう言うと、ゆっくりと陰茎を引き抜き、動き始めた。
逞しい匠海の陰茎に、ヴィヴィは途端に虜になる。
「大きいっ あんっ あ……っ お兄、ちゃんっ あぁあんっ 」
深く埋められて抜かれるだけで、いろんな場所に匠海のかえしが引っ掛かり、腰から上がぞくぞくする。
「気持ちいいか?」
「うんっ 凄く、気持ちいいのっ ぁあっ あっ んん~っ はうぅっ」
ゆっくりと挿入されると、狭い膣内が強引に開かれていく感覚に、膣口がひくひくと戦慄く。
「ああ、清純なアリスが、こんなに乱れて……。そそられるよっ」
匠海はそうヴィヴィを言葉でも煽りながら、腰の速度を速めていく。
「ぁあんっ お兄ちゃん、もっ、カッコいいのっ あっ あんっ スーツ……っ カッコいいっ」
本当ならば今すぐ目の前の格好良い匠海に縋り付いて、身も心も委ねてしまいたいのに、両手を後ろに付かされている今、それも叶わない。
「ああ、スーツ姿の俺に、欲情しているのか? 本当に淫乱だなっ」
匠海は自分の事を棚上げし、ヴィヴィだけを追い詰めてくる。
けれど今のヴィヴィにとっては、その匠海の冷たい言葉でさえ、欲情を煽るもので。
「ごめん、なさいっ ああんっ あっ 気持ちいっ ヴィヴィ、もう……っ」
「ああ、イっていいよっ アリスの格好で、俺に突き上げられて、イってしまえっ」
その匠海の言葉で、ヴィヴィは自分が常ならあり得ない、フィギュアの衣装を着て匠海に抱かれていることを再確認する。
(ああ、いけないのに……、こんな事、しちゃいけないのに……ぞくぞくするのっ)
その背徳感に、ヴィヴィの肌が粟立ち始める。
「あっ お兄ちゃんっ 一緒に、イこ……っ? お願いっ ぁあんっ 一緒にっ」
「ああ、いいよっ イくぞっ?」
匠海はそう言うと、腰の速度を速めた。