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第68章 　 　 　　 　　　

「いいよ。ヴィクトリア……もっと、腰をくねらせてみようか？」

　匠海はそう命令すると、こうするんだよと教えるように、少しだけヴィヴィの蜜壺の中を、円を描く様に掻き回した。

「う、うん……っ　あっ　ぁあっ　ぁああんっ　あっ　あっ　ひゃうっ！？」

　ヴィヴィは教えられた通り、貫かれた匠海で自分の膣内を掻き回してみる。

　途端にまるで自分の中を竜巻が吹き荒れるような、気持ち良さが広がった。

「気持ち良さそうだな？　ああ、いっぱい締まるっ」

（凄く、気持ちいいけど、刺激強すぎて、すぐ、イっちゃいそうっ

　でもヴィヴィは、お兄ちゃんをもっと気持ちよくさせないと……っ）

　ヴィヴィは瞬時に思考を駆け巡らせると、単純なピストン運動にたまに腰をくねらせる動きを入れ、簡単に達しそうになる自分の躰を何とかコントロールしていく。

　しかし、自分で動くのはまだ初心者のヴィヴィは、徐々にそのコントロールが利かなくなってきた。

「ぁあっ　あっ　……――っ　ぁああっ　おにいちゃ、ぁんっ　イき、そう……っ？　ぁああんっ」

　もう何度か小さく達しているヴィヴィが、切なそうに匠海にそう確認してくる。

（もう、イきたいっ　も、もう……おかしくなっちゃいそうっ）

　触れられていないのに、腰を振るたびに揺れる乳房の先、固く尖った薄紅色の乳首は、じんじんと痺れ続けていた。

「ああ、イこうか、ヴィクトリア……っ　お前が、イかせてくれ」

「あっ　う、うんっ　お兄ちゃんっ　ぁあ……っ　あ～っ　はぅうっ」

　ヴィヴィはこくりと頷くと、なるべく奥深くまで匠海の陰茎を受け入れた。

　そして速度を上げながら大きく腰を動かす。

　今まで匠海が達する時、がむしゃらに突き上げて来る事が多かったので、それを試してみたのだ。

　その読みは正しかったようで、じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てながら挿入を繰り返すヴィヴィの蜜壺の中で、匠海の陰茎がびくびくと震え始めた。

「あっ　お兄ちゃんっ　イってっ　たくさん、ちょうだいっ？」

「ああっ　イくよっ　ヴィクトリア……っ」

　匠海が苦しそうに、ヴィヴィの金色の髪に頭を擦り付けてくる。