パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第70章 　 　　 　　　　

（……っ　やっ　濡れてただなんてっ　は、恥ずかしいっ）

「ふぅううっ　ふっ　んん……っ」

　ヴィヴィは小さく首を振り口付けから逃れようとしたが、絡ませられた兄の舌はそれを許してくれない。

　溢れた蜜を塗り広げるように、秘裂の上を指先で優しく撫でていた匠海は、やがて指で膣口を擽り始めた。

「んんっ！？　だ、だめぇっ」

　強引に唇を離し、そう言葉で兄を止めたヴィヴィだったが、

「可愛い声いっぱい聞きたいけれど、今はこっちの指、味わってようね」

　匠海はそう言うと、胸に忍ばせていた手を抜き取り、やや強引にヴィヴィの口の中に２本指を含ませた。

「やっ！？　ひゃうぅっ　んん……っ」

　ヴィヴィは必死に首を振るが、匠海の指はその舌を摘み上げたり、ばらばらに動かして粘膜を擦ってくる。

「ほら、下のお口も、いただきますしようか？」

　そうふざけたように囁いた匠海は、ゆっくりとヴィヴィの膣口に指を含ませていく。

「……――っ！？」

（お兄ちゃんっ！？　やっ　えっちなことしないって、約束してくれたのに……っ）

　頭ではそう約束を破った匠海を詰るのに、一度火のついた躰は、まるで待ち構えていたように兄の指を締め付けていた。

「指、根元まで入ったよ。今朝も抱いてたから、もう一本いけそうだな」

　匠海はそう言うと、一度指を引き抜き、今度は中指と薬指を揃えてヴィヴィの蜜壺に埋め込んできた。

「ふぅっ！？　やっ　ひゃぅううっ」

　上の口にも指を二本銜え込まされたヴィヴィが、苦しそうな表情を浮かべ、兄を見上げる。

「ああ、もう締め付けてくる。厭らしいな、ヴィクトリアのここは」

「ひやっ！　ふぅ……っ　ううっ」

　嫌だと言葉にしても、口内の兄の指のせいでうまく発音出来ない。

（やなのに、止めて欲しいのに、ちから、はいんない……っ）

　着物と襦袢に隠れて匠海の腕の先は見えないが、その指先は妹の敏感な膣粘膜を指の腹で抉っていた。

「ほら、一回イこう？　こんなに躰火照らせていたら、今日一日、辛いからね？」

　そう言った匠海には着衣等乱れた所は一切ないが、唯一その瞳だけは少し爛れて見えた。