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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第70章
「ここ、クリトリスの後ろ、中がざらざらしたところ、いっぱい擦ってあげるよ。クリも一緒にね?」
言葉と共に内からも外からもクリトリスを虐めぬかれ、あまりの強い刺激にヴィヴィの両脚が跳ね上がる。
けれど匠海は決して手を止めず、一気にヴィヴィの躰を高みに昇り詰めさせていく。
白足袋でくるぶしまで包まれた爪先が、苦しそうに黒いシーツを蹴り、そして美しく結われた帯の下の腰は、まるで自分から匠海の指を迎えに行くように上に持ち上げられる。
そんなヴィヴィに応える様に、匠海は強くクリトリスを潰した。
(やっ……!? イっちゃう……っ)
ヴィヴィの膣壁がぎゅうと締まり、中に収められている匠海の指をこれでもかと締め付けた。
「んんっ ふぁあんんん――っ!!」
はしたなく持ち上げられていたヴィヴィの腰が、がくがくと空中で震え、やがて力を失い匠海の股の間へと落ちてきた。
「ああ、もうイっちゃったか……。ヴィクトリアは本当にクリトリス弱いね」
そう言って苦笑した匠海は、ゆっくりとヴィヴィの口から指を引き抜いた。
けれど下の膣口に含まされている指は、まだゆっくりとヴィヴィの中を広げるように撫でている。
(あん……っ 気持ち、いい……っ)
「ゆびっ やぁ……っ お兄ちゃ、んっ、うそ、つきっ!」
真っ赤な顔でそう言って匠海を睨みあげたヴィヴィに、匠海が肩を竦ませる。
「ごめん。あまりにもヴィクトリアが、可愛かったから。……気持ち良かった?」
匠海が嬉しそうにヴィヴィの顔を覗き込んでくる。
「……っ ぜ、全然っ!」
(物凄く、気持ち良かったけど、約束破ったお兄ちゃんには、絶対認めないんだから……っ!)
「本当に? ヴィクトリアのここ、びくびくしてるぞ?」
「……も、やっ 指、やめてぇ……?」
ヴィヴィが切なそうに匠海を見上げる。
(そんなにくちゅくちゅ掻き回されたら、また欲しくなっちゃう……っ)
「ヴィクトリアも嘘吐きだね? あんなに気持ちよさそうにイっておいて。じゃあ、嘘吐き同志、一つになろうか?」
(え……? 一つになる……? それって――っ!)