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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第70章
それも妹の感じる裏側の奥だけを、亀頭の先でごりごりと音がしそうなほど擦り上げてくる。
「ふぅっ うっ んっ んん――っ!!」
(やだっ なんで!? まだそこに五十嵐がいるかもしれないのに!)
そのまま1分くらい妹を虐めぬいていた匠海は、やっと腰を止めると、腕を伸ばしてヴィヴィの口内の布を取り払った。
「ああ、五十嵐の声聞いて、凄く締まってたな。もしかして見て欲しかったのか?」
「ち……、違うっ! もうやめてっ! お願いっ!!」
咄嗟にそう答えてしまったヴィヴィは、『人形』という役割を忘れてしまっている自分に気付いたが、もう止まらなかった。
匠海はそんなヴィヴィの必死の懇願も無視し、また妹がいつも咽び泣いて善がる場所を突き上げ始めた。
「そうかっ、ヴィクトリアは、見られるほうが、興奮するのかっ。本当に、厭らしい子だっ」
兄のそんな辱める言葉さえも耳に入らない程、ヴィヴィの躰は達する瀬戸際にいた。
(いやぁっ 気持ちいいっ いいのっ 声、出ちゃうぅっ やっ いやぁ――っ!!)
「あっ やめてっ あっ ぁああっ そこ、やっ!? あ、あ、あっ やぁああああ――っ!」
弱いところを徹底的に苛め抜かれ、ヴィヴィはかん高い嬌声を上げて果てた。
ヴィヴィの華奢な躰が、なおも匠海を締め上げようとする自分の膣壁の動きに翻弄される様に、くねくねとベッドの上で身悶える。
苦しさと気持ち良さの狭間を這いずり回るような、その妹の様子が面白いのか、匠海はふっと嗤った。
「ああ、イったか。じゃあ、奥に出してやるから、もう一回イっとけっ」
匠海のその言葉に、もうぐったりしたヴィヴィが、兄を振り向いて泣きそうな顔で言い募る。
「やぁ……っ もう……っ もう、待って……!
今日は、駄目っ 中、やめてっ 出しちゃ、やぁ……っ!」
「どうして? いつも中出し、してるだろう?」
匠海は不思議そうな顔して、奥深くまで亀頭の先を埋め込む。
まるで射精する時の気持ちよさをヴィヴィに思い出させるかのように、あくまで柔らかく優しく、亀頭の先で子宮の表層をくすぐった匠海に、ヴィヴィは「ひぅっ!?」と咽喉を鳴らした。