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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第71章
匠海の太いそれは、ヴィヴィの中で嬉しそうにぴくぴくと震えている。
そして自分の蜜壺も、匠海の陰茎に奥深くまで征服され、従順に絡み付いていた。
「俺の太ももに両手付いて、腰を動かすんだ」
匠海の指示に、ヴィヴィはまっすぐに伸ばされた兄の太ももに、ネクタイで縛られた両手を付き、ゆっくりと中の陰茎を抜き、そしてまた深く受け入れていく。
「うん……、んんっ こ、こう……?」
ヴィヴィの確認の声に被さり、二人の結合部からちゅぷぷぷという、微かな蜜音が鳴る。
一人で動けるようになったヴィヴィから手を放した匠海は、ゆっくりとベッドの上に上半身を横たえた。
「ああ、いい眺めだよ、ヴィクトリア……いい子だ」
まだ22歳とはいえ、充分大人の躰を持つ匠海の腰の上、まだ少女以外の何者でもない躰の妹が、兄の陰茎を銜え込み、快楽を与えようと腰を振るっている。
その異様な光景に陶然とした双眸を向け、匠海はまるで王者のように寝そべるだけ。
「気持ち、いい? ふぅ……っ、んっ」
「ああ、とても」
「ぁあっ よ、良かった……っ んんっ」
(良かった……)
ヴィヴィは匠海が少しでも気持ち良くなるように、膣の中の陰茎の反応と、後ろから聞こえる匠海の息遣いを敏感に察知しながら、腰を振る速度を上げていく。
じゅぶじゅぶという卑猥な音と、きしきしと軋むスプリングの音、そして微かなヴィヴィの喘ぎが響く寝室は、いつもより静かなのに、いつもより濃密な空気が漂っていた。
左肩に纏めていたヴィヴィの黄金色の髪が、さらさらと音を立てて白い背中を覆い始める。
良いところを掠めたのか、時折ヴィヴィがぶるりとその華奢な背を仰け反らせると、金糸の如きそれはふわりと広がる。
イきそうなのか、きゅうと身を縮こまらせて俯くと、その狭い肩を抱くように金色の髪が覆い隠す。
「綺麗だ……ヴィクトリア……」
そううっとりと呟いた匠海は、しばらく妹の痴態を眺めていたが、まるでその手触りを確かめるように、ゆっくりと両手を伸ばし、白くて小さな双丘を撫で回し始めた。
「気持ちいいかい、ヴィクトリア?」
「うん……っ とってもっ ふぅぁ、あん……っ」