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仮面男子は彼女を愛す
第3章 アモール・ヴェルダデーロのマスク
「ただいま」
母が鍵を開けた音を聞きつけ、居間のほうから立ち上がってこちらに向かってきつつ言った。
「あらぁ、おかえり。玲奈ちゃん、いらっしゃい」
「おばさん、こんばんは。お邪魔しまーす」
怜奈はペコリと会釈をする。
「たいした用事じゃないのに、わざわざ来てもらって悪いわねぇ」
申し訳ないというような言い方をしているが、母の顔は明らかに嬉しそうだ。
母は一昨年に父が亡くなってからは1人でここに住んでおり、そういった事もあって、俺と玲奈に会いたかったのだと思う。
母が鍵を開けた音を聞きつけ、居間のほうから立ち上がってこちらに向かってきつつ言った。
「あらぁ、おかえり。玲奈ちゃん、いらっしゃい」
「おばさん、こんばんは。お邪魔しまーす」
怜奈はペコリと会釈をする。
「たいした用事じゃないのに、わざわざ来てもらって悪いわねぇ」
申し訳ないというような言い方をしているが、母の顔は明らかに嬉しそうだ。
母は一昨年に父が亡くなってからは1人でここに住んでおり、そういった事もあって、俺と玲奈に会いたかったのだと思う。