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仮面男子は彼女を愛す
第3章 アモール・ヴェルダデーロのマスク
「んー? なによ?」

「電話で話してた手紙とかってどこにあんの?」


「あぁ、手紙ね」と母は言うと、玲奈に「ちょっと待ってて」と言って、寝室に入っていった。それから1分もしないうち、母が寝室から出てくる。

「これなんだけどね」

そう言って、母はリビングのテーブルの上にいくつかの白い便箋のようなものを置いた。


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