この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
仮面男子は彼女を愛す
第3章 アモール・ヴェルダデーロのマスク
「真守ったら、こんな可愛い彼女をほったらかしにするなんて。いつか罰が当たるわよ」
母は眉を吊り上げ、怒ったような顔をして冗談っぽく言った。
「しょうがないだろ、仕事が忙しいんだから。来月からは来年に向けての新しい商品のプロジェクトも始まるし。それに俺だけじゃなくて、玲奈も仕事が忙しいんだよ」
「あら、そうなの? 玲奈ちゃんはあれだっけ、薬局でバイトしてるんだったかしら?」
「いや、違うよ、おばさん。それは私の友達の美奈だって。私はコンビニでバイトしてるの。この前もおばさん間違えてたじゃん!」
玲奈も母の勘違いやそそっかしさには慣れているようで、またかという感じで笑った。
母は眉を吊り上げ、怒ったような顔をして冗談っぽく言った。
「しょうがないだろ、仕事が忙しいんだから。来月からは来年に向けての新しい商品のプロジェクトも始まるし。それに俺だけじゃなくて、玲奈も仕事が忙しいんだよ」
「あら、そうなの? 玲奈ちゃんはあれだっけ、薬局でバイトしてるんだったかしら?」
「いや、違うよ、おばさん。それは私の友達の美奈だって。私はコンビニでバイトしてるの。この前もおばさん間違えてたじゃん!」
玲奈も母の勘違いやそそっかしさには慣れているようで、またかという感じで笑った。