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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第8章 柔らかな休息~花火編~
「いけません!そんな…黒野様にご負担をかけるなど…」
「そんな事を言っている場合では無いでしょう。早く乗って下さい。」
「…あの…でも…」
「早く。」

そう急かされゆっくりと乗った木佐。その木佐の下駄を新田は持ち、全員揃って帰宅することが出来た。愛良は先に鼻緒で足を痛めることがないように黒野が先手を打っていたためか全く異常はなかった。屋敷に着くと愛良を新田と神山に任せて黒野は木佐と共に部屋に向かった。ベッドに降ろすと薬箱を取りに一旦部屋を出るもすぐに戻ってきた。

「足、出して下さい」
「手当くらい…自分で出来ます。」
「構いません。ほら。」
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