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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第8章 柔らかな休息~花火編~
そう言いながら木佐の腫れた足にそっと触れる黒野。その手に少し顔を歪めるも我慢をする木佐。そんな我慢する木佐の性格も黒野は知っていた。
「ほら、これ程に腫れているではないですか。」
「大丈夫ですよ…黒野様のお手を煩わせる事は出来ないです」
「黙って手当されて下さい。」
湿布を貼り、包帯を手際よく巻いていった黒野。
「これでよし。明日念のために病院に行って下さいね?仕事は構いませんので。」
「…はい」
そうして片膝を付いて手当をし続けていた黒野の首に巻き付いた木佐。
「木佐さん?」
「少しだけ…少しでいいんです…こうさせてください。……」
「ほら、これ程に腫れているではないですか。」
「大丈夫ですよ…黒野様のお手を煩わせる事は出来ないです」
「黙って手当されて下さい。」
湿布を貼り、包帯を手際よく巻いていった黒野。
「これでよし。明日念のために病院に行って下さいね?仕事は構いませんので。」
「…はい」
そうして片膝を付いて手当をし続けていた黒野の首に巻き付いた木佐。
「木佐さん?」
「少しだけ…少しでいいんです…こうさせてください。……」