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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第10章 ホテル隔離
そうして手を伸ばしそっとメールを開ける黒野。しかしそのメールには本文がなかった。そのかわりに写真が1枚貼ってあった。

「…ッ…こんな写真……熱を上げるだけだろ…」

そう。神山が送ってきた写メは愛良の寝顔だった。しかし黒野は嬉しそうに、また心は穏やかに落ち着いてきた。そのままゆっくりと目を閉じると気付けばすぅっ…と眠りに付いていた。
次の日には朝のモーニングコールもなく、自然と起きるまでゆっくりと起きた黒野。今何時だ…と携帯を見ると10時を回っていた。

「しまった。……ケホ…お嬢様の…出発に…」

しかし時既に遅く、ルームサービスの朝食を取ることにした。
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