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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第12章 最上のバースデイ
促されるまま包みを開けた黒野は首を傾げた。

「お嬢様?このリボンはお嬢様のお気に入りの1本ではございませんか。」
「うん。それをね?結んで?」
「私が…ですか?」
「ゆーとが結ぶんじゃなくて、ゆーとが私に結んで?」

何をしたいのか。いまいち掴めないまま言われるままに愛良の首に結んだ。

「これでよろしいですか?」
「ん…」
「……あの…」
「私が…プレゼント…なんて…ダメかな…」
「…ッ……フフ…ダメなものか…逆にものすごい嬉しい…」

そう言いながら結んだばかりのリボンを解いた。そんな手を取る愛良はじっと見つめた。

「だぁめ…待って…?」
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