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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第2章 6歳の誕生日
プレゼントを抱えて廊下に出ると、丁度浴室から出てきて部屋に向かおうかという所だった。

「黒野様、良かった。後はお任せしても宜しいですか?」
「はい。では…」

手を繋ぎ愛良の部屋へと向かった。長い髪ゆえに乾かすのだが、入浴後のその役目は黒野だった。絡ます事もなくふわりと仕上げるのだ。

「動かないで下さいね?」
「はぁい!」

ふふっと笑いながらドライヤーの熱と黒野の指を心地よく感じながら乾ききる時間を待った。

「そうだ。後で私からのプレゼントもらっていただけますか?」
「本と!?」
「動かないで下さい」
「はぁい…あ!」
「何でしょうか?」
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