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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第16章 黒き闇

神山と佐々倉に連れられて愛良は病室をでる。そのまま車に乗り屋敷に戻った。そんな3人を見送り病室には眠っている黒野と愛良の両親のみになった。
「…困ったよ。俺だけじゃどうにも愛良を帰せなかった。」
「今のあの子を動かすには黒野君を使うしかないのよ。」
「ハァ…使うと言ってもだな。」
「黒野君…彼が愛良の悲しむ顔を見たくない、傷つけたくないと言うのと同じように愛良も彼の事を悲しませたくない。そう考えてる。」
「誰の言うことも聞かなかった。黒野の言う言葉にやっと反応して…」
そう言う当主は黒野をじっと見つめた。この男がどうやって娘を変えたのか…
「…困ったよ。俺だけじゃどうにも愛良を帰せなかった。」
「今のあの子を動かすには黒野君を使うしかないのよ。」
「ハァ…使うと言ってもだな。」
「黒野君…彼が愛良の悲しむ顔を見たくない、傷つけたくないと言うのと同じように愛良も彼の事を悲しませたくない。そう考えてる。」
「誰の言うことも聞かなかった。黒野の言う言葉にやっと反応して…」
そう言う当主は黒野をじっと見つめた。この男がどうやって娘を変えたのか…

