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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第20章 甘い蜜時
そんな愛良の無邪気な言葉を聞いてソファの背もたれに凭れながら愛良の方を見つめていた。

「ゆーと…」

そっと黒野に近付くと愛良は立ったまま黒野の首に巻き付いた。

「ゆーと…」
「どうした?」
「……ッ」
「愛良?」
「私以上に大事な人って…だぁれ?」
「ん?…あぁ…クスクス」

笑いながらそっと頬を包み込み目を見つめていた。

「お嬢様ではない愛良自身のことだよ?」
「でもどっちも…」
「お嬢様としてじゃないよって事。」

そっと首に腕を回して引き寄せた黒野はそのまま愛良の唇に自身のそれを重ねた。

「ン…」
「…お風呂入ろ?」
「この距離で…?」
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