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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第4章 我が儘
少し触れるとすぐに離れてしまった愛良。

「ごめん…なさい…」
「なぜ謝るのですか?」
「だって…」
「怒る…そう思いましたか?」
「……ッ…コク」

小さく頷いた愛良。長い髪を優しく鋤き上げ頬に手をやった。

「怒る訳ございません。ただ初めてでございませんか?」
「…意地悪…」
「そうですか?」

そういいながらも頭に手をやり引き寄せながらペロリと唇を舐めた黒野。

「私…俺も同じ気持ちですよ。」
「本と?」
「はい。」

そう答えるとゆっくりと唇を重ねた黒野。長く重ねた後にそっと離れるも間もなく何度も重ね合った。

「クロ…ン…チュ…」
「黙って?」
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