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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第5章 約束
「ねぇクロ!」
「はい?」
「…あのね…?」
「はい。」
「遊園地着いたら…手繋いでくれる?」
「フ…クスクス…もちろんでございます。迷子になってしまいますよ」
「子供じゃないもん!」
「おや?十分子供ではないですか?」
「子供じゃないよ!」
「…」
信号で止まった車の中、バックミラー越しに目線をやるとぷぅっ…と頬を膨らましていた。そんな愛良を見て胸が締め付けられるようなキュッとする感覚を覚えていた。それからどれほどの時間を車で走らせたろうか。
「お待たせ致しました。着きましたよ?」
「…プゥ…」
「クス…」
後部座席の愛良の横に座り込んだ黒野。
「はい?」
「…あのね…?」
「はい。」
「遊園地着いたら…手繋いでくれる?」
「フ…クスクス…もちろんでございます。迷子になってしまいますよ」
「子供じゃないもん!」
「おや?十分子供ではないですか?」
「子供じゃないよ!」
「…」
信号で止まった車の中、バックミラー越しに目線をやるとぷぅっ…と頬を膨らましていた。そんな愛良を見て胸が締め付けられるようなキュッとする感覚を覚えていた。それからどれほどの時間を車で走らせたろうか。
「お待たせ致しました。着きましたよ?」
「…プゥ…」
「クス…」
後部座席の愛良の横に座り込んだ黒野。