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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第5章 約束
そうして今日のメインとなる観覧車へと向かった2人。そんなに待つ事もなくゴンドラに乗り込むことができた2人。急いで窓際に座り外を見つめている愛良。

「見てみて!!ゆーと!どんどんあがるよ!」
「そうですね。どこまであがると思いますか?」
「雲まであがりそう!あっ!お家見えるかな…」
「見えますかね?」

そういいながら同じように窓の外を見ていた黒野の横顔を見つめる愛良。その視線に気付いた黒野はフッと目を向けた。

「どうしました?」
「…ッ////」
「お嬢様?」
「ゆーと…」
「はい?」

俯く愛良。その顔は黒野にはただ誘っているようにしか見えなかった。
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