この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エブリデイ
第3章 意識した瞬間から
「買に行くって――もしかして、今から?」
「うん、そうだけど。嫌なの?」
「嫌とかじゃなく……だけど……」
口籠った僕を見ると、寺井はふうっとため息をつく。
「あのさ、もしかしてだけど。『ああん、このまま私の中に、出してぇ!』――とかエロ同人みたいなセリフを、この私に期待してるわけじゃないよね?」
「ま、まさか! 漫画と現実が違うってことくらい、わかってるよ」
「そう、現実は何かと面倒なものだよ。ということで、童貞クン。買い出しの方――ヨロシクね」
寺井はそう言うと、自分はシャワーを浴びにバスルームへ。