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エブリデイ
第4章 欲しいの……
「オイ、いい加減に戻らないと。室長に叱られちゃうぜ」
「まあ、そうだな……」
「あ、先輩。実は寧ろ、進んで叱られたいタイプなんでしょ」
「はあ。なんでだよ?」
「だって、ゾクッとするじゃないすか。年上の女の人に罵られるのって」
「バーカ! 人をドMみたいに言うなって。俺にはそんな趣味ねーよ」
「だけど、悪くはないかもな。まあ室長もあれで、割と美人だし」
「お前まで、なに言っちゃってんだよ。頭可笑しいんじゃねーか? 大体、女が上司なんて、仕事がやりにくいだけだろ」
「ああっ、それ問題発言すよ。うちの会社は、トップからして女社長なんすから」
「別に。俺は正直な気持ちを言っただけだ。テメー、チクるんじゃねーぞ」
「アハハ。偉そうに言った割に、やっぱビビってるじゃないすか」
「黙れ」