この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エブリデイ
第4章 欲しいの……

 そのままなし崩しに、抱き合ってしまいたい激しい欲求が生じていた。だけど、もう少し言葉を重ねたい気がして、私は彼を見上げて言う。


「ごめんね。やっぱり、違うのかも。ううん、少し前の私が、きっと違っていたの」


「それって?」


「上手く、説明なんてできない。でも、わかって。今の私――眞也さんが大好きな私が、本当の私だってこと……」


 そんな風に一心に見つめた私を、彼は笑った。


「アハハ。やっぱり、少し変みたいだ。律子さんも、酔ってるんでしょ?」


 その言葉に、わざと剥れてみせると――私はこう、彼に問う。


「ええ、酔ってますとも。でも、こんな私のことは――キライ?」


「まさか――」


 おどけたような笑顔を、いつもの優しい笑顔に変えて――


「――大好きだよ」


 彼はそう告げると、私の唇をそっと塞いだ。

/254ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ