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エブリデイ
第4章 欲しいの……

「ふあぁ……あっ、ごめん」


 ベッドに横たわると、彼はつい欠伸をしてしまったことを、私に詫びた。


「フフフ。ホント、お酒に弱いんだから」


「家の家系は、どうもね。父さんも、さっぱりだったし……」


「そう、ね……」


 今にもくっつきそうな瞼をして、すぐにでも寝てしまいそうな彼を見つめる。

 お義父さんが亡くなって間もないことは、その名を口にしなくたって当然ながら意識の中にはあった。

 そんな時、なのに私は――とても、不謹慎なのかも――と、思っている。

 けれど――


「んっ……」


 反応した彼の――吐息。

 それを耳にし、私は火の灯った女の部分を、更に燃え上がらせようとする。

 横になって身動きも儘ならない彼のその身体を、私は淫らなまでに責めゆくのだった。

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