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エブリデイ
第4章 欲しいの……


 私は、彼と繋がり――繋げたいのだと、思った。


 それは理屈で語ろうとすれば、取り留めもなくどうしようもない想いの塊であろう。


 でも今――そう感じている私に、迷いはなかった。


 命は繋がりゆくもの、そう思えた自分であるのだから。


 今ならば――お義父さんの笑顔を、私は正しく受け止めることができた。


 それは彼の中に受け継がれ――また何れ新たな命の中へ、と。




「くっ……律子っ!」




 彼は下方より、私を激しく――突き上げた。




「はっ、ああん……眞也っ、さん!」





 声を張り上げ快感に喜ぶ私の姿は、その想いの形に関わらず。


 それは、あまりにも――淫らで厭らしく。


 一方では確実に、私は肉欲に身を委ねているのだった。


 だけど、それを矛盾と思うことは、もう――止める。



 私はこの行為を以って、彼と全てを――もっと、ぶつけ合い。


 その彼方なる先で――更なる繋がりを求めゆこうとして。


 快感とは異なる――そんな昂りが、私の最中には確かに――在るの、だから。

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