この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エブリデイ
第4章 欲しいの……
私は、彼と繋がり――繋げたいのだと、思った。
それは理屈で語ろうとすれば、取り留めもなくどうしようもない想いの塊であろう。
でも今――そう感じている私に、迷いはなかった。
命は繋がりゆくもの、そう思えた自分であるのだから。
今ならば――お義父さんの笑顔を、私は正しく受け止めることができた。
それは彼の中に受け継がれ――また何れ新たな命の中へ、と。
「くっ……律子っ!」
彼は下方より、私を激しく――突き上げた。
「はっ、ああん……眞也っ、さん!」
声を張り上げ快感に喜ぶ私の姿は、その想いの形に関わらず。
それは、あまりにも――淫らで厭らしく。
一方では確実に、私は肉欲に身を委ねているのだった。
だけど、それを矛盾と思うことは、もう――止める。
私はこの行為を以って、彼と全てを――もっと、ぶつけ合い。
その彼方なる先で――更なる繋がりを求めゆこうとして。
快感とは異なる――そんな昂りが、私の最中には確かに――在るの、だから。