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エブリデイ
第2章 五度目の訪問
先を包み、もっと――深くまで。
その形のままに、徐々に押し広げられる――私の唇。
たどたどしい舌の動きは、それでも。
彼の敏感な箇所に届いた――みたい。
「ああっ……」
幾分上擦った声と、口の中でのピクッとした脈動。
それらが彼の受けた快感を、私に報せて――くれてる。
私は密かな満足に、ゾクッと身を奮わせながら、も。
ちゅぷ………。
束の間――彼を口から解放して、こう訊ねた。
「こんな私は、キライ――ですか?」
自分でも覚えのない、恐らく。
そんな艶やかな笑みを、この口元に携えて――。