この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エブリデイ
第3章 意識した瞬間から
二度目のキスは、比較的短い時間。
それを終え唇を離すと、寺井は難しそうな顔を見せた。
「うーん……なんか、違くない?」
「違う?」
「口と口を合わせるだけじゃ、やっぱ息苦しいだけなんだもん。なんか、もっとこう――」
「ベロとか――使うんじゃないの? っていうか、漫画では散々、描いてたじゃん」
「そんなの、わかってるよぉ。つーか、さ。そっちが口をぎゅっと閉じてるから、いけないんじゃないの?」
「え、だって。寺井だって、閉じてたじゃん」
人が聞いたらアホらしすぎる会話を、半ば真剣に交わしている二人。
そうして話し合うと仕切り直しで、ともかく一度ちゃんとしたキスをしてみよう、という話になった。
「じゃあ、まず――そっちが、ベロ出してみてよ」
「わ、わかったよ――――ン」
本当にホントにバカみたいだけど、僕は言われた通り素直に舌を突き出した。
すると――
それを終え唇を離すと、寺井は難しそうな顔を見せた。
「うーん……なんか、違くない?」
「違う?」
「口と口を合わせるだけじゃ、やっぱ息苦しいだけなんだもん。なんか、もっとこう――」
「ベロとか――使うんじゃないの? っていうか、漫画では散々、描いてたじゃん」
「そんなの、わかってるよぉ。つーか、さ。そっちが口をぎゅっと閉じてるから、いけないんじゃないの?」
「え、だって。寺井だって、閉じてたじゃん」
人が聞いたらアホらしすぎる会話を、半ば真剣に交わしている二人。
そうして話し合うと仕切り直しで、ともかく一度ちゃんとしたキスをしてみよう、という話になった。
「じゃあ、まず――そっちが、ベロ出してみてよ」
「わ、わかったよ――――ン」
本当にホントにバカみたいだけど、僕は言われた通り素直に舌を突き出した。
すると――