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桜舞うあの日のままで
第6章 慰めと励まし
 樹液の射出が下火になっていき、やがては止まったが、すぐには動くことができない風香。

「出来ることなら、もうしばらくこのまま繋がっていたい」と思っていたからだ。

 悠のシンボルがしっかりと自分の中にあることを、風香は下腹部に感じている。

 幸福感と陶酔感に突かれながら、風香はそのまま、悠の上にまたがっていた。



 しかし、悠と目が合った瞬間、ハッとする。

「もしかして、この体勢は、悠に負担がかかっているのでは」と気づいた風香は、慌てて腰を上げて言った。




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